プロペシアの効果

プロペシアは、アメリカに本社を構えるメルク社の開発した抗アンドロゲン薬・フィナステリドの一種です。もともとは前立腺の治療目的で開発されていましたが、その研究過程において薄毛の改善効果があることが発見され、育毛剤に転用されることになりました。

 

プロペシアの主な効果は、DHT(ジヒドロテストステロン)の抑制です。

 

DHTは、私たちの体内に存在する男性ホルモン・テストステロンが5αーリダクターゼという酵素によって変換されてできた物質で、毛乳頭細胞に付着して髪の成長を阻害します。AGA(男性型脱毛症)の最大の原因物質であり、薄毛に悩んでいる方の頭皮には大量のDHTが存在することが知られています。

 

プロペシアを内服すると、主成分のフィナステリドが作用して、テストステロンと5αーリダクターゼの結合を阻止することができます。その結果、DHTの生成をブロックして、抜け毛を軽減することが可能となります。その効果は、1年間で50%以上、3年間で80%近くもの被験者に改善の兆しが見られるほど絶大です。

 

ただし、しばしば誤解されがちですが、プロペシア自体に発毛効果はありません。あくまで脱毛の進行を遅らせるための医薬品ですので、より効率的に薄毛を治療するためには発毛効果の高いミノキシジル系の育毛剤との併用が推奨されます。